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千葉大学大学院 サービス・デザイン論/演習

新しいサービスを考えるには、知識を得ることと、自分の案を具体化することの両方が必要になる。坂巻 匡彦は2023年から、千葉大学大学院の「サービス・デザイン論」と「サービス・デザイン演習」で講義と演習を担当。2026年度で4年目を迎える。融合理工学府・創成工学専攻デザインコースの博士前期課程に置かれた、理論と実践を結ぶ授業だ。

講義の目標は、サービスデザインの知識と、新しいサービスを生み出す技術を身につけること。概念や方法を理解するだけでなく、課題に取り組みながら使える知識へ変えていく。演習とセットで履修する構成によって、考え方を学ぶ時間と、実際に提案をつくる時間がつながっている。知ることと試すことを一つの学びとして扱う。

2023年度の開講構成では、講義は水曜4限、演習は水曜5限で、いずれも後期の第4・第5タームに配置された。両科目とも各2単位、各15回。使用言語は日英併用で、授業外にも課題制作と、それに必要な知識・技術の習得を進める。教室で説明を聞く時間だけで完結せず、自分で調べ、制作する時間を含めて授業が組み立てられている。

評価では、平常点と課題提出・最終プレゼンテーションがそれぞれ50%を占める。取り組みの過程と、考えをまとめて発表する成果の両方を見る構成だ。課題にはオンラインや対面でコメント、解説、討議を行う。提出して終わりにするのではなく、自分の提案を他者に伝え、その応答を受け止めるところまでが学習の場になる。

実務家を招く授業として、企業の現場で働くデザイナーとともに実践的な演習に取り組む。坂巻が商品企画やプロダクトデザイン、事業・サービスの開発で培ってきた経験も、その接点にある。理論を課題へ持ち込み、制作した提案を説明し、議論する。大学院での講義と演習は、新しいサービスの構想を、自分の言葉と具体的な提案にしていく教育活動である。