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DS-DAC-100 / AudioGate 3

音楽ファイルを開くソフトウェアから、耳へ届くアナログ信号までを一組として考える。DS-DAC-100とAudioGate 3は、PCでDSDを聴くための再生システムだ。坂巻は商品企画を担当。発表時の説明では、録音した音を届けるために、ハードウェアと再生ソフトを組み合わせる方針を語っている。

AudioGateがファイルの再生や形式の変換を受け持ち、USB接続のDAコンバーターがデジタル信号を音声へ変える。DS-DAC-100は2.8224MHz/5.6448MHzのDSDネイティブ再生に対応。ソフトと回路が役割を分担しながら、ひとつの再生経路を構成する。

ソフトウェアとDAコンバーターの組み合わせは、音質の数値だけでは見えない再生の手順にも関わる。ファイルの形式を読み取り、必要に応じて変換し、対応した信号をUSB経由で送る。複数の工程を一組のシステムとして用意することで、聴き手はその都度別の再生経路を組み立てずに音源を選べる。楽器メーカーが扱ってきた録音技術を、制作する人だけでなく、手元の音楽を聴く人の環境へ広げる考え方だ。

一方、リアルタイムのDSD変換と、もともとDSDで記録されたファイルの再生は、出発点が異なる。形式を変えることと、録音時に含まれていた情報が増えることは同じではない。手持ちの音源を扱う方法と、DSD音源をその形式で出力する方法を、同じソフトウェアで選べる点に意味がある。再生機器だけを置くのではなく、音楽ファイルから出力までの流れを提案する。その一貫性が、このハードウェアとソフトウェアの組み合わせを特徴付ける。

MP3やWAV、CDなどをDSDへリアルタイム変換して再生する方法も用意された。手持ちの音源を異なる形式のまま集め、再生時に変換する考え方だ。USBから給電する本体は、ヘッドホンやスピーカーへ音を渡す。ファイルの管理と聴くための機器が、PCを中心に結び付いている。