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monotribe

一台の中で、アナログの旋律とリズムを走らせる。monotribeは、シンセサイザー、リズム音源、シーケンサーをまとめたグルーヴ・ボックスだ。坂巻は商品企画を担当。リボン・コントローラーとノブを使い、フレーズを鳴らしながら音程や音の輪郭へ手を入れる。

シンセに加えて、バス・ドラム、スネア、ハイハットの3パートもアナログ回路で構成する。MS-10/MS-20系のフィルターやLFOが音の変化を担い、旋律と打音を同じ反復へ組み合わせる。録音済みの曲を再生する感覚とは異なり、音源とパターンの両方を手元で動かし続けられる。

三つのアナログ・リズム音源が同居することで、シンセサイザーの音を、伴奏のない一音として試す必要はなくなる。キックやスネア、ハイハットの反復を聴き、その上でリボンを滑らせれば、音色の変化がリズムの中でどのように働くかを確かめられる。ベースのように支える音にも、前へ出る旋律にも、同じシンセを使える。音源の仕様を知ることと、音楽の中に置いて聴くことを、近い距離で行える構成だ。

Active StepとFluxは、反復を単なる固定した伴奏にしないための仕組みでもある。ステップを抜いて進み方を変えたり、演奏のタイミングを取り込んだりすることで、短いパターンへ変化を加えられる。音色のノブだけでなく、時間の構造も操作する対象となる。SYNC端子で別の機器を合わせれば、その変化を共通のテンポの上で聴ける。一台で音楽を始められ、必要に応じてほかの楽器へつながる。完結性と接続性を、小さな箱の中へ収めたグルーヴ・ボックスである。

ELECTRIBEの操作を受け継ぐシーケンサーには、Active StepとFluxを搭載。再生するステップや演奏の間合いを変え、フレーズの形を探る。SYNC端子、電池駆動、内蔵スピーカーにより、一台で音を出すことから複数台を合わせることへ進める。リズムの反復を土台に、音づくりの操作が演奏として積み重なる。

出典・関連資料

KORG:monotribe 製品情報 ↗