未来展2015 — littleBitsワークショップ
展示会で技術を見る時間と、自分の手で動かす時間がつながる。2015年3月25日、名古屋の吹上ホールで行われた未来展2015に、littleBitsのワークショップが設けられた。坂巻も3月25日のワークショップに参加した。
主催は中部産業連盟と中日新聞社。KORGの開催案内では、小学生から高校生を対象に「電子ブロックlittleBitsで遊ぼう」を11時と15時からの2回、各15名・無料で開催すると告知した。展示会は25・26日の2日間だが、ワークショップは25日、ブース展示は26日と分かれている。
メーカーの募集告知にある二つの時間枠と少人数の定員は、来場者が通りすがりに製品を見るだけの展示とは異なる。一定の時間を取り、部品をつなぎ、変化を自分で試すためのプログラムである。小学生から高校生までを対象にすることで、電子技術を専門に学んでいることを参加条件にしない。展示会の中へ、仕組みに触れながら関心を深める入口を置く構成だった。
littleBitsのように機能を部品へ分けた道具は、完成した機器の見え方を変える。音が出る、光る、動くといった働きの背後に、それぞれを担う要素と接続があることを、手元で確かめられるからだ。接続を変える行為は、決まった機能を使うことと、機能の組み合わせを考えることの間にある。未来の技術を紹介する展示会で、参加者自身がその小さな組み合わせを試す。大きな産業の話題を、身近な制作へ結びつけるワークショップとして位置づけられる。
littleBitsは、電子モジュールを磁石でつなぎ、働きを組み合わせる道具だ。大きな技術展示の会場に、小さな部品から仕組みを試す入口を置く。完成品を見る時間と、接続を変えて反応を試す時間を組み合わせる。坂巻は3月25日のワークショップに参加し、電子モジュールを使ったものづくりの場に加わった。小学生から高校生までを招いたこの企画は、技術を見る側から、手を動かす側へ移る機会を設けていた。