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microKEY-25 / microKEY-61

持ち歩くための小ささと、両手で広く弾くための音域。初代microKEYの25鍵・61鍵モデルは、PC上の音源を演奏するUSB MIDIキーボードに、異なる選択肢を加えた。坂巻は商品企画を担当。ベロシティー対応のナチュラル・タッチ・ミニ・キーボードが、指の強弱を演奏情報として受け取る。

25鍵モデルにはジョイスティック、アルペジエーター、サステイン/タップ操作を搭載する。限られた鍵盤の幅に、音程を動かす操作や反復を作る機能を添える構成だ。小さな入力機器でも、鍵盤を押す以外の動きを演奏に組み込める。

ベロシティーに対応するミニ鍵盤は、小さいからといって入力を単なるオンとオフへ割り切らない。弾く強さを音源へ伝え、同じ音程でも演奏のニュアンスを変えられる。音を作る回路は接続先に置き、鍵盤は身体から演奏情報を受け取る部分へ集中する構成だ。ソフトウェアの音源を替えても、手元の弾き方は共通のまま使える。コンパクトな鍵盤を選ぶことが、制作で使える音色の種類を狭めるわけではない。

25鍵と61鍵の操作子の違いは、長さだけでは説明できない。短いモデルはジョイスティックやアルペジエーターによって、限られた幅の中で音を動かす方法を加える。長いモデルは広い鍵域を中心に、ホイールや周辺機器の接続を備える。片手のフレーズを入力する時と、両手で和音や旋律を弾く時では、必要な配置が変わるからだ。機能を一律に並べるのではなく、持ち運びや机の広さ、弾く内容に応じて選べるようにした初代シリーズの展開である。

61鍵モデルはピッチ・ベンドとモジュレーションのホイール、USBハブ機能を備える。広い音域を使う演奏と、PC周辺の接続を同じ機器で扱う。両モデルともUSBバス・パワーで動作し、音は接続先のソフトウェアが作る。鍵盤の数だけでなく、置く場所や使う手の動きに応じて選ぶためのシリーズ展開である。