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Maker Faire Taipei — kaossilator 2講座

指でなぞる動きを、音楽へ変える。坂巻は2014年5月24日、Maker Faire Taipeiでkaossilator 2の講座を行った。ものづくりの実践が集まる台北の催しに、完成した小型楽器の演奏体験を持ち込む活動だった。

kaossilator 2はパッドを指で操作するシンセサイザーで、短い演奏を重ねる録音機能、マイク、スピーカーを備える。鍵盤とは違う身振りで音をつくり、その場で聞き返せる。機器の構造を組み立てる工作と、音を組み立てる演奏が、Makerの場で隣り合う題材といえる。

メーカーの製品ページは、スケールとキーの設定、二つのループ録音バンク、内蔵マイクによる録音を特徴として挙げる。音程の選択を助ける設定と、演奏を重ねる仕組みが組み合わされているため、最初の短い音から、少しずつ構成を増やせる。二つのループを切り替えたり混ぜたりする機能は、弾いた音を残すだけでなく、残した音でさらに演奏するためのものでもある。

Makerの催しは、完成品を買う場所にとどまらず、つくる行為や試行を人と共有する場所だ。そこでkaossilator 2を使う講座を開くと、電子工作そのものを行わなくても、音の組み合わせを試す制作に参加できる。内蔵マイクやスピーカー、電池で動く仕組みは、周辺機材を大きく広げずにその体験を始める助けになる。小型の完成品を持ち込みながら、使い手が自分の音を構成する余地を開く。その組み合わせが、台北での活動を特徴づけている。

2014年5月24日、坂巻は台北のMaker Faireでkaossilator 2の講座を行った。ものづくりの場で取り上げたのは、指先で音を操り、短いフレーズを重ねられる電子楽器だ。部品を組む制作と、短い演奏を重ねる音楽づくりには、試して結果を聞き、手を動かし直すという共通の往復がある。完成した道具にも、音の選び方や重ね方を使い手が決める余地がある。講座は台北のMakerの場に、その小さな楽器を届ける機会となった。