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Co-Rec JAM — 中塚武とクリエイターで創るDTM2.0

集めた音が、ひとつの短い音楽になる過程を共有する。2014年6月1日、渋谷PARCOの2.5Dスタジオで開かれたCo-Rec JAMは、中塚武と参加者がサウンドロゴをつくるTHE PUBLICの講座だった。坂巻は司会・モデレーターとして全体を進行した。

会場には中塚の制作環境を再現し、volca、mini kaoss pad 2、Synth KitなどのKORG製品を用意。参加者の音を取り入れ、中塚が約30秒のサウンドロゴへまとめる企画が告知された。アラキツヨシの映像も組み合わせ、音と映像による制作を予定していた。

約30秒という短い形式には、選ぶ仕事が凝縮される。KORGの案内が示すのは、参加者が鳴らした音をそのまま順番に並べるだけの企画ではない。音を持ち寄り、中塚が作品としてまとめていく過程を共有するものだった。どの音を使い、何を重ね、どこを残すか。ふだんは制作環境の内側で行われる判断が、参加者の音を材料にすることで、会場の出来事とつながる。

volcaやmini kaoss pad 2、Synth Kitは、音を生み出す方法も加工する方法も異なる。フレーズを組み、音を変化させ、部品の接続を変える道具が、共同制作の入口として用意された。その結果を編集する中塚、映像を担うアラキ、進行する坂巻の役割も一つではない。DTMを個人の机の上に閉じた作業として捉えるのではなく、他者の音や視覚表現が入る制作へ開く。講座名の「Co-Rec」は、録ることを一緒に行う企画の性格をよく表している。

会場は渋谷PARCOの2.5D。FabCafeとKORGが案内するこの企画で、坂巻は司会を担当した。制作を担う中塚と、進行を担う坂巻の役割も分かれている。共同制作にも異なる役割がある。音を持ち寄る、編集する、映像を重ねる。それぞれの仕事が一つの短い表現へ集まる過程を、会場で共有する企画だ。楽曲が完成する前の選択や組み合わせを、人々の前へ開いていた。