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P!NK B!K!N! Vol.2

生楽器とターンテーブル、PCが、同じ夜に異なる音のつくり方を持ち寄る。P!NK B!K!N! Vol.2は、2004年11月23日、東京・六本木のSuperDeluxeで開催された音楽イベントだ。坂巻 匡彦は、Sakamaki Tadahiko(WORD PUBLIC)名義でLIVE出演。音楽と映像を横断するプログラムの一員として演奏した。

ライブの出演者は、ok,hp、Ametsub、Y.a.M.A、そして坂巻。DJにはkemui、Hiraku Suzuki、38recordings、iodUboiが名を連ねる。演奏する人と、録音された音楽を選びつなぐ人。それぞれの方法をひとつのプログラムに並べ、生音から電子音まで、音の手触りの違いを楽しめる構成になっている。

さらに、VIDEOを担当するオオヤとhabashimaが参加。勤労感謝の日に行われたこのイベントは、聴くだけにとどまらない視聴覚体験を掲げた。楽器の種類や表現の手段をひとつに絞らず、ライブ、DJ、映像を並置することが、その個性をつくっている。

坂巻が当時取り組んでいたのは、Max/MSPで自作したリアルタイムサンプリングシステムによる即興ライブだ。Max/MSPは、音の処理や操作の仕組みを部品同士の接続で組み立てる開発環境。音を取り込んで加工し、演奏の素材として使う道具そのものを設計する。曲をつくることと、その曲を生み出す仕組みをつくることが、ここでは地続きになる。

この時期にはlimma/plstk名義での楽曲制作も進め、2004年の「P!NK B!K!N!」コンピレーションCDに参加している。イベント会場でもコンピレーションCDを販売。会場で体験する演奏と、持ち帰って聴く録音作品を通じて、音楽との接点を広げていた。